【活動報告②】理工学部新入生応援事業について

2020年は、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡がり、社会が急速に縮退するという未曾有の事態になりました。慶應義塾は、まさに今、全塾規模で取り組むべき危機に直面しています。このような中、6月に行われた幹事会書面決議にて採択された、次の支援事業を行いました。

2020年度幹事会資料はこちらからご覧下さい

様々なものが変更を余儀なくされる中、新入生の皆さんは入学以来1日もキャンパスに登校できずに春学期を過ごしました。大変なスタートとなった新入生の皆さんを応援する気持ちとして、卒業生からの応援メッセージを添えた、同窓会オリジナル図書カードを発行し、理工学部新入生974名に贈りました。応援メッセージには、理工学部卒業生を代表して、ラグビー元日本代表選手の廣瀬俊朗君より「世の中が変わる今こそ大きなチャンス!!」という力強い言葉をいただきました。

この事業は、われわれ慶應義塾の誇るべき伝統として長く受け継がれている「社中協力」の理念のもと、全国の理工学部卒業生から寄せられた同窓会年会費を資金源とし、理工学部の教員が図書カードのデザインを行い、理工学部の職員が発送作業に協力し、実現いたしました。

図書カードに同封した添え状

添え状:理工学部新入生に向けた落合正行同窓会長からのご挨拶

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■廣瀬俊朗(ひろせ・としあき)プロフィール:
1981年大阪府吹田市生まれ。5歳から吹田ラグビースクールでラグビーを始め、府立北野高校の時には高校日本代表でキャプテンを務めた。
慶應義塾大学理工学部に進学し、體育會蹴球部(ラグビー部)でキャプテンを務め、2004年在学中に入団した東芝ブレイブルーパスでも、キャプテンとしてチームを日本一に導く。2012年には、エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチのもとキャプテンを務めた(リーチ・マイケルの前任者)。
2019年には、TVドラマ『ノーサイド・ゲーム』で、準主役の熱血ラガーマン:浜畑譲役を演じ、好評を博した。また、世界中からやってくるラグビーファンと一緒に肩を組んで国歌・ラグビーアンセムを歌ってもてなすプロジェクト「スクラムユニゾン(Scrum Unison)」を立ち上げた。
現在は、㈱HiRAKU代表取締役としてスポーツ普及と教育に重点的に取り組み、スポーツと社会をつなぐ幅広い活動を行っている。

更に、廣瀬君からは理工学部の塾生に向けたビデオメッセージも頂戴しました。以下の慶應義塾大学理工学部ホームページより、ご覧いただけます。本ページに掲載された岡田英史理工学部長ご挨拶文には、同窓会員の皆さまへのお礼についても触れられていますので、ぜひご覧ください。

https://www.st.keio.ac.jp/education/message20200716.html