2023年度 同窓会報について

今週、物理情報工学科・田中敏幸教授の指揮の下、同窓会報編集委員会が開催されました。いよいよ、2023年9月20日発行予定の『慶應義塾大学理工学部同窓会報 第87号』の準備が開始されました。

今年も紙媒体にて発行します。

また、会員一人一人のご自宅あてに郵送させていただきますので、不着防止の為、2023年6月末までに最新のご住所のお届け出にご協力をお願いします。(6月を過ぎてしまいますと、発送準備に係る事務処理上の都合により、同窓会報発送先データとしては反映されなくなってしまいます。)

住所のお届けがない、或いは、住所を「非開示」に設定している会員には、同窓会報はお手元に届きません。

最新のご住所のお届け出について:

お引越し等で住所が変わられた際には、『塾員(卒業生)ホームページ』より、住所等変更の届け出をお願いします。

ご自身の登録情報をご確認する場合は、『慶應オンライン』をご利用ください。

 

✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚

『紙の同窓会報を作る意義』

事務局より

本日、会員のお一人から事務局あてに、同窓会報についてご質問をいただきました。

その方は、青春時代を高度経済成長期に送った小金井キャンパス世代の会員でした。

不安気な声で、

「私はパソコンを上手に扱えないのですが、同窓会報も電子化されてしまうのですか?」

と訊かれました。そしてこのようなお話しをしてくださいました。

― クラス会を計画した時、以前はメールで連絡を取り合っていた。しかし高齢になると、メールは家族の目に触れないため、本人に何かあった場合は状況が分からないまま音信不通になってしまうと気付いた。手紙やはがきで連絡を取れば本人以外でも確認することができるので、クラスメイトが亡くなったとしても遺族から知らせていただける。クラス会の案内はメールではなく、往復はがきを使うことにした。 ―

もともとは60名ほどのクラスだったそうです。クラス会を開くための通信費をクラスメイトの皆さんと集めておられましたが、年齢が85~86歳となった今では、参加する人も4分の1程度に減り、クラス会開催の継続が困難になってしまったとのことでした。

「そこで仲間と話し合い、残された通信費を理工学部同窓会奨学金に寄付しようと決めました。先輩から後輩へと支援の心が引き継がれ、世代交代を経て同窓会員の全体が一つの輪となって行くと良いですね。後輩だった人たちが先輩となった時には、先輩として自分たちの後輩を支援するというように、支援の心と活動の輪が次の世代へとうまく回って行くことを願っています。」

と、母校支援についての思いを打ち明けてくださいました。

 

✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚

 

理工学部同窓会の中で最も高齢の会員は、現在102歳の第一期生(1944年卒)です。

また年会費納入者の年齢比率は、70歳以上が31%、60代が27%、50代が22%となっています。それ以下の年代は、40代11%、30代7%、30歳未満3%と低く、シルバー世代ほど同窓会の活動への関心が高く、深い理解があることが分かっています。

2020年に始まったコロナ禍によって『お籠り生活』を余儀なくされた3年間は、WEB上に情報収集のアンテナを張ろうと考える人が増え、電子化やデジタル化が急速に進みました。それによって、シルバー世代とミドルシニア世代の間で、求められるものが違いを見せるようになりました。その波を受け、同窓会が行う会員向けサービスの運用方法にも、見直しが迫られる時期が近付くのを感じます。

事務局としましては、同窓会というコミュニティの中で、紙による一つの会報を作り続けることには意義があると感じています。紙の同窓会報を郵送するためには、印刷代や発送代が負担にはなります。それでも、『やる必要がある』と考えています。

会員の皆様は、どのように感じておられますでしょうか。

 

同窓会報の「紙媒体による発行」についてのご意見・ご要望がございましたら、下記までお寄せください。

メール: miyako3@mx-keio.net

お手紙: 〒223-8522 神奈川県横浜市港北区日吉3-14-1

應義塾大学理工学部同窓会 事務局長 山形美弥子 行