2023年慶應連合三田会大会『理工学部同窓会 総会・特別講演会』について

(10月26日 更新)

本日、2023連合三田会大会催事部会より、大会開催日当日の写真をお分けいただきました。

2024年度の大会開催日は2024年10月20日(日)です。(引用元:https://1994mitakai.jp/?p=2784 2024年慶應連合三田会大会の準備を始めました)

(10月17日 更新)

【2023年度慶應義塾大学理工学部同窓会 総会・特別講演会 開催報告】

理工学部同窓会総会・特別講演会

講演テーマ「生成AIとは何だったのか? -人とAIが共生する社会について考える」

講演者:栗原聡氏(慶應義塾大学 理工学部 管理工学科 教授)

 

2023年10月15日(日)、日吉キャンパスにおいて連合三田会がリアル開催されました。同日の13:00よりJ11教室において、理工学部同窓会総会が4年ぶりに対面で開催されました。総会に先立ち、朝倉副会長より今年度の同窓会奨学生13名の紹介があり、奨学生を代表して佐々木理沙さん(物理情報工学科4年)からのお礼の挨拶がありました。奨学生紹介の後、落合会長からの挨拶に続いて、朝倉副会長から昨年度の会計報告、事業報告、今年度予算、今年度事業計画が示されました。

13:30より総会に続いて行われた特別講演では、栗原聡教授による「生成AIとは何だったのか?-人とAIが共生する社会について考える-」という演題の講演が行われました。今回の特別講演会は、あらかじめ撮影した動画講演を会場およびオンライン配信により行い、栗原教授への質問については会場でのみ受け付けるという方式を取りました。その影響だったのかもしれませんが、対面での参加者は85人でした。講演の内容は極めて興味深いもので、というのは本来どのような利用を目的としたものなのかについてわかりやすく説明していただきました。ある程度の確率で生成AIが誤った結果を出力してしまう点についても、誤った結果というものではなく、生成AIの性質上やむを得ないものだということでした。AIの研究をしていない人は、AIの能力を過信している場合が多いということもわかりました。生成AIの期待されている利用方法として、最先端ロボットの頭脳があります。話の中で興味深かったのは、欧米と日本がAIロボットに期待する将来の違いをハリウッド映画と日本のアニメを例に挙げて説明していただきました。ハリウッドのSF映画では、人間が世界を支配するための道具として並外れた能力のAIロボットが登場しますが、利用する人間がロボットを制御しています。それに対して日本では、鉄腕アトムやドラえもんに代表されるAIロボットは人と共生し、一緒に暮らしていく、さらには人間と対話しながら人間を育ててくれる存在となっています。これは一例ですが、欧米と日本ではAIやロボットに対する考え方が相当に違っているということお話しいただき、目から鱗が落ちる感がありました。

ビデオ配信による講演終了後に、会場での参加者に対して質問を募ったところ、次々と手が上がり、今後の生成AIがどのようになっていくかの議論が進みました。会社でAIの研究をしている方からの質問もあり、かなり専門的な内容まで議論が進んでいました。質問時間は30分におよび、講演会終了は15:00過ぎとなりました。4年ぶりの対面講演会は、参加者が非常に満足した内容だったと思います。(写真と文/田中敏幸 慶應義塾大学理工学部教授

(10月16日 更新)

10月15日当日、総会・特別講演会は以下のスケジュールに則って進行しました。
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【当日スケジュール@日吉J11】
13:00 開会挨拶: 朝倉浩一副会長【司会進行】、
会長挨拶: 落合正行会長、
奨学生挨拶: 朝倉副会長から全員の名前を紹介後に1名が代表挨拶
13:30  栗原聡君のご紹介~講演動画上映スタート
14:30  上映終了後、質疑応答スタート
15:00  イベント終了・撤収
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当日の模様を動画に収めましたので是非ご視聴ください。

 

栗原聡君の講演動画は、10月16日0:00をもって公開期間を終了しました。現在は年会費納入者限定ページにて視聴可能となっております。

年会費納入者限定・動画閲覧サービス

(10月12日 更新)

2023年10月15日(日曜)0:00に栗原聡君の講演動画をプレミア公開します。

(9月12日、9月22日、10月4日 更新)

2023年慶應連合三田会大会の一角で『理工学部同窓会 総会・特別講演会』を開催します。【会場: 日吉キャンパス第4校舎J11教室 13時スタート】

理工学部同窓会は、今年も講演動画を制作し、地方にお住まいの会員の皆様にもご視聴いただけるようにいたします。講演動画は本ページにて10月15日終日ご視聴が可能です。

それに先立ち、9月21日、落合正行同窓会長と撮影クルー(株式会社ブイキューブ)が、慶應義塾大学新川崎タウンキャンパスにある栗原聡教授の研究室にお邪魔し、事前収録をおこないました。

事前収録の模様はこちらからご覧いただくことができます↓

画像をクリックすると、総会資料をご覧いただくことができます。(10月4日掲載)

総会・特別講演会は、10月15日(日)13時にスタートします。会場に、栗原聡教授をお迎えし、講演動画を上映(13時30分頃~予定)します。上映終了後に質疑応答の時間(14時30分頃~予定)を設けます。理工学部同窓会奨学金採用者からのお礼のご挨拶、集合写真の撮影(13時00分~13時30分頃の予定)もございますので、会員の皆さまは奮ってご参加ください。

また、初の試みとして、当日11時から16時まで、J11教室を同窓会員の「たまり場」としてご利用いただけるようにいたします。理工学部ならびに理工学研究科のOB・OG・関係者の皆様は、後述の「教室利用についてのお願い」をご一読いただき、塾のルールを厳守の上ご利用ください。

【当該イベントへの参加・会場の利用・動画の視聴にあたり、大会券購入は必須ではありません。】

『理工学部同窓会 総会・特別講演会』

日時: 2023年10 月15 日(日) 13時00分から

場所: 日吉キャンパス 第4校舎 B棟 J11教室

講演者: 慶應義塾大学理工学部教授/慶應義塾大学共生知能創発社会研究センター長

     栗原 聡(くりはら さとし)君

栗原 聡 君 電気工学科 48期(1990年卒)

題目: 「生成AIとは何だったのか? 〜人とAIが共生する社会について考える〜」

概要: 2022年半ばに画像生成AIが登場し世界に激震を与え,その熱が覚める間もない中,同年11月にはChatGPTが登場し,生成AIは現在進行形で世界を加速的に激変させつつある.規制についての具体的な動きもある中,日本はG7の取りまとめ役として「信頼できるAI」を実現するべく先に進むことを選択し,AI研究開発で遅れをとる日本には追い風としたいところである.今後AIはどのように発展し,その先に「人とAIが共生する社会」が訪れるとしたら,それはどのようなAIなのであろうか? 我々はどのような影響を受け,どのように変わっていくのであろうか? これまで起きていることを整理するとともに,生成AIの登場が人と共生するAIの実現においてどのような意味を持つのかについて考察する.SNSの台頭による負の効果は世界規模で不可逆的に人・社会を変容させ,環境破壊や戦争など,人類の自助での解決の限界が見えてきているように感じる.この限界を突破するためにも人とAIが共生する社会の実現が必要であることを論じる.

講演者略歴: 慶應義塾大学 理工学部 教授/慶應義塾大学共生知能創発社会研究センター センター長。慶應義塾大学大学院理工学研究科修了。博士(工学)。NTT基礎研究所、大阪大学、電気通信大学を経て、2018年より現職。科学技術振興機構(JST)さきがけ「社会変革基盤」領域統括。人工知能学会副会長・倫理委員会委員長。TEZUKA2023総合プロデューサー。大阪大学産業科学研究所招聘教授、電気通信大学人工知能先端研究センター特任教授。総務省・情報通信法学研究会構成員など。マルチエージェント、複雑ネットワーク科学、計算社会科学などの研究に従事。著書『AI兵器と未来社会キラーロボットの正体』(朝日新書)、編集『人工知能学事典』(共立出版、2017)など多数。

イベント形式: リアル・動画配信

講演動画を制作し、地方にお住まいの会員の皆様にも、10月15日終日、本ページにてご視聴いただけるようにいたします。当日、会場には栗原教授をお迎えし、13時00分より講演動画を上映、上映終了後に質疑応答の時間を設けます。

【総会・特別講演会への参加・J11教室の利用・動画の視聴にあたり、大会券購入は必須ではありません。】

 

J11教室は、11時から16時まで、理工学部同窓会員(理工学部ならびに理工学研究科のOB・OG・関係者の皆様)の「たまり場」としてご利用が可能です!

下記注意事項を厳守の上ご利用くださいますよう、ご協力をお願い申し上げます!

■教室利用についてのお願い
・教室および塾既設のゴミ箱は使用禁止です。ゴミは持ち帰るか、会場内の連合三田会で用意しているゴミ箱に16:00までに廃棄してください。
・教室内は、飲食・喫煙は禁止ですのでご注意ください。
・教室備え付けの備品等は使用禁止です。
・教室の使用は16:00までとなっております。翌日の授業に支障がないよう、机や椅子などを元に戻す「原状回復」と「清掃」を完了した上で、16:00までにご退室をお願いします。

大会についての詳細は、2023年慶應連合三田会大会公式サイト https://2023.rengomitakai.jp/ をご覧ください。

 

 

(2023年8月20日 掲載)

今年度の『理工学部同窓会 総会・特別講演会』の会場となる教室が、日吉キャンパス第4校舎 B棟J11教室(従前どおり)に決まりましたので、ご案内申し上げます。

会場となるJ11教室は、11時から16時まで、「理工学部同窓会員のたまり場」としてもご利用が可能です!

 

 

(2023年6月23日 掲載)

2023年10月15日(日)、2023年慶應連合三田会大会の一角で『理工学部同窓会 総会・特別講演会』を開催します。今年も昨年のような講演動画を制作し、地方にお住まいの会員の皆さまにもご視聴いただけるようにいたします。

講演者: 慶應義塾大学理工学部管理工学科教授 栗原 聡(くりはら さとし)君

タイトル: 「生成AIとは何だったのか? 〜人とAIが共生する社会について考える〜」

栗原 聡 君 電気工学科 48期(1990年卒)

同窓会の講演動画は皆様から毎回ご好評をいただいており、運営側にとっても大変楽しみなプロジェクトの一つです。栗原先生との調整が始まったばかりですが、今回の収録は大学の夏季休校中(8月2日~9月21日)におこなう予定です。

今月、会員より「地方在住のため、なかなか活動に参加できないと思っていましたが、先日の会員限定の動画を閲覧して、嬉しく感じました。オンラインで距離の壁を越えられると思っています。ぜひ、このようなコンテンツを増やしていただければありがたいです」とのお声を頂戴しました。ご期待に沿えるよう、がんばります。

10月15日(日)当日は、同窓会ホームページ・同窓会YouTubeチャンネルにおける講演動画の配信のほか、慶應連合三田会大会が開催される日吉キャンパス内に同窓会員のたまり場を確保します。第4校舎内の大きめの教室となる予定ですが、場所が確定するのは9月中旬です。現在は、その教室でおこなうプログラムを検討しています。

【当日のプログラム内容および教室・時間などは調整中です。決まり次第、本ページにて随時お知らせします!】

 

 

(2023年6月16日 掲載)

『理工学部同窓会 総会・特別講演』の講演タイトルが確定しましたので、お知らせします。

講演者: 慶應義塾大学理工学部教授 栗原 聡(くりはら さとし)君

タイトル: 「生成AIとは何だったのか? 〜人とAIが共生する社会について考える〜」

【開催方法は調整中です。決まり次第、本ページにて随時お知らせします。】

 

 

(2023年6月10日 掲載)

『理工学部同窓会 総会・特別講演』の講演者が確定しましたので、お知らせします。

講演者: 慶應義塾大学理工学部教授 栗原 聡(くりはら さとし)君

慶應義塾研究者情報データベース https://k-ris.keio.ac.jp/html/100011483_ja.html

慶應義塾大学理工学部栗原研究室HP https://www.ai.comp.ae.keio.ac.jp/

2021年4月より慶應義塾大学共生知能創発社会研究センター・センター長を務め(https://sites.google.com/keio.jp/hass/)、また、一般社団法人人工知能学会の副会長を務められています(https://www.ai-gakkai.or.jp/about/about-us/)。

【開催方法は調整中です。決まり次第、本ページにて随時お知らせします。】

 

 

(2023年5月15日 掲載)

同窓会は『理工学部同窓会 総会・特別講演』を予定していますが、講演者・開催方法は現在検討中です。

昨年のような講演動画を制作し、地方にお住まいの会員の皆さまにもご視聴いただけるよう、準備を進めて行く予定です。講演者については、夏頃には皆さまにお知らせしたいと考えています。また、当日は日吉キャンパス会場内の教室を確保し、同窓会員のタマリバのような場所を作ろうと検討を続けています。

【講演者・開催方法などが確定した際は、本ページにて随時お知らせします。】

 

(2023年3月10日 公開、6月23日 更新)

2023年10 月15 日(日)、日吉キャンパスにて、2023年慶應連合三田会大会が開催されます。

公式ホームページがオープンしましたので、ご紹介させていただきます。今後の情報は以下の大会ホームページにて都度更新予定とのことです。

https://2023.rengomitakai.jp/

今年の大会は昨年までのデジミタではなく、LINE連携もサポートした新しい大会システムから行います。
昨年までのデジミタのアカウントは使用できませんので、今年の大会システムから新規登録をしてお進みください。

慶應連合三田会大会について