【YIL】慶應理工教員による学部生のための ワークショップ#1「はかる」

2024年9月発行の『同窓会報』第88号にも掲載されましたが、2025年春、Yagami Innovation Laboratory(YIL)という建物が慶應義塾大学矢上キャンパスに誕生します。

36棟の前にある奥行5mの細長い敷地にできる施設なので、うなぎ(eel)の寝床のような空間への親しみも込めて、「YIL(イール)」という愛称にしました。

イノベーションを起こすため、学内外から人が集い、会話や議論が生まれ、挑戦できる場所を目指しています。

4月のオープンに向けて、建設工事が佳境を迎えています。


Yagami Innovation Laboratory「YIL(イール)」(2025年2月10日撮影)

オープンに向けて、YILでは様々なイベントやプロジェクトを予定しています。

今月10日には、『慶應理工教員による学部生のためのワークショップ』#1「はかる」が開催されました。(引用元:https://yil.st.keio.ac.jp/105/

2025.02.28

慶應理工教員による学部生のための
ワークショップ#1「はかる」

いよいよ、2025年4月にYILがオープンします。そのプレオープニングイベントとして企画されたYIL2階のSTUDIOを担当する教員による4シリーズのワークショップ。その第一弾「iPhoneアプリを作ってアイデアを世界にシェアしよう」が2025年2月10日に開催されました。STUDIO「はかる」を担当する情報工学科の杉浦裕太准教授と、生命情報学科の岩間清太朗助教による、一日でSwift言語を用いてiPhoneのアプリを仕上げようという企画です。朝9時から20時まで、プログラミングやアプリ開発が初めての学生も最終的には思い描いていたアイデアをアプリとして形にしました。

参加学生同士で分からないところは教え合う光景も。(撮影/山形美弥子)

本企画一番の目玉は、一人一人のプロダクトに対して、Appleのテクノロジーエバンジェリストの方々からアドバイスが頂けること!アイデアの膨らませ方や、アプリへの反映の仕方、技術的な点まで、幅広く教えてもらうことができました。アドバイスをもらうことで、自分のアイデアが具現化し、視界が開けていく過程に学生たちは皆、目を輝かせていました。入賞者は米国Apple本社に招待されるという、Apple主催のSwift Student Challengeへの提出を目指す学生もおり、一日がかりのワークショップに真剣に取り組んでいました。


Appleの方々の、アイデアを後押ししてくれるポジティブなムードで、新たな気付きを引き出してもらいました。(撮影/山形美弥子)

YILではこのように、実際に手を動かして何かを作り上げる、形にするという場所を提供していきたいと思っています。本ワークショップは来年度以降も実施する予定です。そのときは完成したYILにて、皆さまのご参加をお待ちしております。
(YIL運営事務局)