【先輩に聞く】葛野宏成君・上野一海君(23期 計測)

このたび23期計測工学科同期会様より、皆様の後輩である理工学部現役生を支援するため、「理工学部同窓会奨学金」に団体で使途指定寄付をいただくことになりました。

今回の寄付についてお申し出いただいた際に、幹事の葛野宏成君・上野一海君より次のようなご説明がございました。

23期計測工学科同期会の先輩方からいただいた温かい支援の心を、一人でも多くの卒業生に知っていただきたく、ここにご紹介させていただきます。

寄付に至った背景

1965年卒23期計測工学科同期は同計測工学科で教鞭を執られていた大橋良子(旧姓藤林)さんを始め合計49人という小世帯でありました。

隔年毎に会を重ねた2018年の同期会で、次回は2020年オリンピックの閉幕後が良かろうと言う事で、輪番幹事を葛野と上野一海君が務めることに相成りました。

ところがコロナ禍で延期を重ね、5年後の本年6月19日に漸く開催に漕ぎ着けました。其間メールで無事確認作業を繰り返していましたが、開催の頃には物故者8名、不明者9名、返信無し8名、メール開封者24名、開催時の参加者は幹事2名を含め僅か6名と寂しい中での再会を懐かしみました。

全員82歳前後で健康他の問題を抱える方が多数で、後継幹事の決定には至らず、面目無い事ながら、ついに同期会活動は停止も止む無しとの結論に至りました。

臨時壁新聞と称して49名の消息・近況・メールアドレスを各位に送信するに加えて、後継幹事不在につき今後の同期会活動の継続困難の観点から、個人各位間のコンタクトに転換の旨を発信し、やむ無しとの賛同メールも頂きました。

図らずも本年8月22日、慶応高校甲子園優勝と言う稀有な目出度き日を迎え、絶好の機会と捉え、即刻祝報メールに添えて公式同期会お開き宣言を発信しました。気掛かりな同期会メンバーの反応は労いのメールも頂きホッとしておりました。

残る問題の前回幹事から引き継いだ少額の会費残金の処理に困惑しておりましたところ、この度の寄付で肩の荷を降ろさせて頂くことになり、大変有り難く感謝している次第です。

2023年11月18日

23期計測工学科同期会幹事 葛野宏成・上野一海

 

使途指定寄付は、理工学部同窓会奨学金の採用者増員のための非常に重要な資金源となります。一人でも多くの会員に参加・協力いただくことに意義がありますので、金額は問いません。

会員相互の連携を強め、支援の輪を広げていただければ幸いです。23期計測工学科同期会の皆さまにおかれましては、同窓会の現役生支援活動へのご参加、そして温かいご支援に心より感謝申し上げます。

 

理工学部同窓会奨学金への使途指定寄付をご検討の卒業生は、メールにて、事務局長 山形美弥子 keio.fst.alumni@gmail.com あてに、ご住所・ご芳名を明記の上、ご連絡ください。

(ご参考: 理工学部同窓会奨学金への寄付について https://www.dosokai.st.keio.ac.jp/scholarship/scholarship_05/

 

■ 理工学部同窓会奨学金 第7期生(2023年度) 代表挨拶