【体育会野球部】春季オープン戦 最新情報・薩摩おいどんカップ
3月2日(土)、平和リース球場にておこなわれた薩摩おいどんカップ、中央大学 対 慶應義塾大学戦の記事が、KEIO SPORTS PRESSに掲載されましたので、ご紹介させていただきます。（引用元： KEIO SPORTS PRESS）
【野球】清原＆坪田が３安打の活躍も投打かみ合わず惜敗 薩摩おいどんカップ 中央大学戦 @平和リース球場（鹿児島県）
４回表、中越え二塁打を放った清原正吾君（新商４・慶應）
東都１部リーグ・中央大学との一戦。先発には昨秋のリーグ戦で好投を見せた、竹内丈（新環２・桐蔭学園）が抜擢された。リーグ戦開幕に向け結果を出したい竹内は１回裏、先頭から２者連続三振を奪い、三者凡退とする。しかし２回裏は制球に苦しみ、３四球で１死満塁のピンチに。いきなりの正念場となったが、後続を二飛と中飛に抑え無失点で切り抜けた。
先発には昨秋のリーグ戦で好投を見せた、竹内丈君（新環２・桐蔭学園）が抜擢された
すると３回表、先頭の坪田大郎（新商３・慶應）が右翼への大飛球を放つ。あと一歩で本塁打という打球はフェンス直撃の三塁打となり、無死三塁のチャンスを演出した。そして続く１番・二宮慎太朗（新商３・慶應）の遊ゴロの間に三塁走者が生還。先制に成功した。
しかし直後の３回裏、中大の先頭打者に左安打を放たれると、一ゴロを挟んで4連打を浴びる。中でも６番・伊藤櫂人（文１・大阪桐蔭）には満塁から左翼手の頭上を越える二塁打を浴び、手痛い失点となった。結局この回は３点を失い、スコアは１－３となった。
反撃に出たい慶大は４回表、先頭の清原正吾（新商４・慶應）が中越え二塁打を放つ。ここまで好調を維持し５番に起用されているが、この日もバットで結果を残した。その後７番・斎藤快太（新商４・県立前橋）が適時打を放ち、２－３となった。
左前へ適時打を放った斎藤快太君（新商４・県立前橋）
慶大の投手陣は先発・竹内が３回３失点でマウンドを降りると、４回には荒井駿也（新商３・慶應）が登板。１３球で三者凡退に抑え、５回からは広池浩成（新経２・慶應）に繋いだ。その広池は５回、６番・伊藤の２本目の適時打で失点したものの、７回までを投げ３回１失点という内容だった。
スコアを２－４とし同点に追いつきたい慶大は８回表、主砲の４番・水鳥遥貴（新商４・慶應）が四球で出塁。捕逸で二塁に進むと、５番・清原にこの日３安打目となる中堅への二塁打が飛び出し１点を返した。
８回裏はエース・外丸東眞（新環３・前橋育英）が登板。犠飛で１点を失い、打者４人に対し被安打２、１失点という内容だった。慶大打線は最終回、９番・坪田の犠飛で１点を返したものの、最後は二宮が盗塁死。４－５で敗戦となった。
相手に一歩及ばない惜敗を喫した慶大だが、今試合は積極的な走塁が目立った。初回は二宮が盗塁を企図。結果はアウトとなったが、その後も４回には二塁走者が三塁に進もうとしてアウトになる場面が２度あった。春季リーグ戦に向け、機動力を試したのだろうか。
先制点のきっかけを作った二宮慎太朗君（新商３・慶應）
今試合は清原、坪田がそれぞれ3安打を放つなど収穫もあった一方、投手陣にはやや不安が残った。昨秋のブルペンを支えた谷村然（環４・桐蔭学園）や森下祐樹（総４・米子東）が引退し、新４年生の浮橋幸太（新総４・富岡西）や新３年生の小川琳太郎（新経３・小松）に期待がかかっている。昨日の試合では右変則型の木暮瞬哉（新法３・小山台）、今試合では左の荒井が好投を見せたが、第二先発として期待のかかる竹内や速球派の広池は課題の残る内容となった。経験豊富なエース・外丸を軸として、誰が続いていくのか。堀井哲也監督も投手陣については「まだまだどうなるか分からない」と語っており、春季リーグ戦開幕まで残り約１ヶ月、熾烈なメンバー争いに注目だ。
（記事：工藤佑太、写真：長掛真依、大泉洋渡）
この試合で活躍した主な選手たち：
清原正吾君
竹内丈君
斎藤快太（はやた）君
二宮慎太朗君
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