2023年度 米沢富美子賞
理工学部公式サイトにて、2023年度 米沢富美子賞受賞者が発表されましたので、ご紹介させていただきます。（引用元：理工学部公式サイト）
（1938年10月19日 – 2019年1月17日）
２３歳で結婚、３人の娘を育てながら世界的な研究成果を上げ、「学会の子連れ狼」と呼ばれた。女性初の日本物理学会会長も務めた。
昭和１３年大阪吹田市生まれ。わずか５歳で数学に目覚め、京都大学に進学。日本初のノーベル賞受賞者・湯川秀樹に憧れ、理論物理学の道に進む。
結婚後は子育てと研究を両立させながら「コヒーレント・ポテンシャル近似」など数々の新理論を発表。
度重なる病や愛する夫の死を乗り越え、平成１７年には優れた女性科学者に贈られるロレアル・ユネスコ女性科学賞を受賞した。
自然界の不思議に挑み続けた８０年の生涯だった。
2023年度米沢富美子賞の受賞者が決定しました
2024年04月18日2023年度米沢富美子賞の受賞者が決定いたしました。
2020年4月1日、故・米沢富美子名誉教授（理工学部物理学科）のご長女ルミ子様からご寄贈いただいた寄附金をもとに、「慶應義塾大学大学院理工学研究科米沢富美子奨学基金」が設置されました。それに伴い、理工学研究科として米沢富美子賞を創設いたしました。本賞は、「女性科学者の奨励」を目的に、理工学研究科の研究活動で顕著な業績をあげ、国際的な活動で成果をあげた女性に対し授与されます。2024年3月26日、本賞の受賞者1名に表彰状と副賞（表彰楯）が授与されました。
後期博士課程3年 山室悠香君
