【體育會端艇部】第93回 早慶対抗競漕大会(早慶レガッタ)4月21日
(4月22日追記)3,750メートルのコースを舞台に速さを競うメインレースの「対校エイト」は、歴史に残る名勝負となりました。実力が伯仲する対決に、観客席から贈られる声援が選手たちを奮い立たせましたが、激闘が終わりを告げたとき、歓喜したのは早稲田大学の方でした。早稲田 11分28秒46
慶應義塾 11分29秒43鎬を削る接戦は、四分の一艇身差(時間にすると1秒差)。惜敗も、後半の我慢比べ、桜橋周辺からの義塾の追い上げに感動しました。
2024年4月21日(日)、『第93回早慶レガッタ』が開催されます。(引用元: 早慶レガッタ公式サイト、端艇部公式サイト、慶應スポーツ)
開催場所となる隅田川は、日本のボート競技発祥の地。「早慶レガッタ」は、早稲田大学漕艇部と慶應義塾大学端艇部が競う春の風物詩です。昨年おこなわれたメインレースの「対校エイト」では、慶應義塾が4艇身の大差で早稲田を圧倒しました。
観戦は無料です。昨年に引き続き、今大会も桜橋周辺に観戦・応援スペースが設置されますので、ぜひお出掛けください。
今年もあたたかいご声援をよろしくお願いいたします!!
<第93回早慶レガッタ>
日時: 2024年4月21日(日) 9時30分から早慶中学生ナックルフォア、メインレース(対校エイト)は15時00分から( The Crews 慶應義塾(早慶レガッタ) )
場所: 隅田川・新大橋〜桜橋 【当日のライブ配信は、早慶レガッタ公式WEBサイトよりご覧ください。http://the-regatta.com/】
早慶レガッタとは
毎年2万人以上の観客を集める、ボート競技における早慶対校戦。その歴史から、野球、ラグビーと共に三大早慶戦の一つに数えられる伝統のボートレースです。1905年に隅田川向島にて開催された第1回大会を機に、毎年春に隅田川で行われています。過去の対戦成績は早稲田大学48勝、慶應義塾大学41勝、同着1回。(2023年現在)
対校エイトの見どころ
原動機のない船の座席(シート)が前後に動き、オールを使って脚力で進む水上競技。ボート競技の中でも最大の人数、8人のこぎ手と1人の舵手が乗り、3,750メートルのコースを舞台に速さを競う「対校エイト」は、最も高速のレースです。
普通のレースは直線で競いますが、早慶戦ではスタートして500メートルくらいのところに大きなカーブがあるのが特徴で、カーブに先に入ったチームがその後のレース展開を有利に進められます。この「冒頭500メートルの主導権争い」は、特に注目してほしい部分です。また、ゴール間際の桜橋では選手を間近で見ることができます。
教科書に載った、早慶レガッタ
早慶レガッタが、国語の教科書に載ったことがあります。
嵐のなかで開催された、1957年、第26回大会。大雨で隅田川は荒れ、早稲田は2人が水を掻き出して6人で漕ぐ作戦。慶應は、8人全員で最後まで漕ぎ続ける作戦で挑みました。慶應がリードしてスタートしたレースは、「最後まで沈没せずに漕ぐこと」を目指した早稲田が途中で8人漕ぎに変えて逆転し、「全員で最後まで漕ぐこと」を目指した慶應は沈没。
勝利した早稲田が、「実力勝負ができていない」と再レースを申し入れましたが、慶應は「判定に従う」と主張し、再レースはおこなわれませんでした。この話はスポーツマンシップのお手本として話題になり、小学校6年生の国語の教科書に「あらしのボートレース」として取り上げられました。
早慶レガッタの歴史
早慶レガッタの始まりは、1905年(明治38年)。早稲田大学が慶應義塾大学に勝負を挑んだ第1回大会は、慶應の惜敗に終わる。公式タイムは、測定員が興奮のあまり計測を忘れたために残っていないとされている。その後、戦争などの影響で何度か中断を余儀なくされる。1944年(昭和19年)には、非公式のレースが開催された。出征の迫る部員が多数いる中で、選手達はオールに想いを込め、涙を流したこの勝負は、「幻の早慶レガッタ」と称され、タイムはもちろんのこと、勝敗さえも記録に残っていない。高度経済成長期には河川の水質汚染から、隅田川での開催が困難となり、荒川や戸田オリンピックボートコース(埼玉県)での開催を余儀なくされる。1978年(昭和53年)より再び隅田川で開催され現在に至る。
2023年開催された第92回早慶レガッタ・対校エイト
塾端艇部のインスタグラムも是非ご覧ください。
https://www.instagram.com/p/C2kK5MBSJek/
( 2024年3月4日公開、3月15日タイムテーブル更新、3月29日クルー更新、4月10日タイムテーブル・ライブ配信サイト更新)
関連記事:
【勝ったぞ!慶應】【體育會端艇部】第92回 早慶対抗競漕大会(早慶レガッタ)
イベントのお知らせ:
前刀禎明副会長・最新情報【5月23日(木) Keio Science & Technology Distinguished Lecture Series】