【活動報告③】 理工学部同窓会奨学金採用者の増員について
2020年は、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡がり、社会が急速に縮退するという未曾有の事態になりました。慶應義塾は、まさに今、全塾規模で取り組むべき危機に直面しています。このような中、6月に行われた幹事会書面決議にて採択された、次の支援事業を行いました。
2020年度の『理工学部同窓会奨学金』(1名につき60万円の給付型奨学金支給制度)は、当初「12名募集」としていましたが、災禍の中、家計が急変した学生を一人でも多く応援したい気持ちから、「20名採用」とすることを決定いたしました。
奨学金事業は同窓会活動として最も重要な取組みであり、そしてまた、新型コロナウイルス禍における支援事業として最も大規模な取組みでもあります。20名採用に必要な合計1,200万円の資金の源は、全国の理工学部卒業生から寄せられた「同窓会年会費」、「奨学金事業積立金」の取り崩し、篤志家の皆さまから寄せられた本奨学金への「使途指定寄付」です。
新型コロナウイルス禍による学生への影響はこれからも数年間は続くと想定し、同窓会では今年度同様に来年度も20名採用を実施したいと期待しています。ぜひ継続できるよう、理工学部同窓会奨学金への使途指定寄付に、より一層のご支援を賜りたくお願い申し上げます。
理工学部生へ向けた募集については、例年4月下旬に行われていますが、2020年度は新型コロナウイルスの影響により秋学期へ延期されました。それに伴い採用者の決定時期は、10月下旬~11月上旬を予定しています。