10月25日(日)、連合三田会当日の13:00より日吉キャンパスJ11教室において、理工学部同窓会総会および特別講演会が開催されました。
同窓会総会では、同窓会の事業報告、そして今年度から新規事業としてスタートした奨学金の説明および今年度奨学生10名の紹介がされました。

総会後、工学部応用化学科1973年卒業生の駒村純一氏(森下仁丹株式会社代表取締役社長)による特別講演会が、約200名の聴衆を集めて開催されました。
森下仁丹は,銀色小粒の仁丹で知られる1893年創業の120年を越える老舗で、圧倒的な知名度を誇る一世を風靡したブランド企業でした。その企業の財務は,口中清涼剤競争激化,喫煙率の低下とともに下降線を辿り,およそ10年前の2003年には30億円の赤字を計上するに至りました.
そんな危機的状況にあった老舗企業の再建を引き受け、連結売上100億円の最先端企業に変貌させた駒村氏。
この「立て直し」が劇的であったこと、また、今年から始まった「機能性表示食品制度」推進の立役者の一人として、多くのマスコミに取り上げられ、今や時の人となっています.
再建の起爆剤となった「シームレスカプセル」は、以前から同社にあった技術(仁丹と同じようなカプセルの中に液体を包み込む技術)を産業用として事業化し、そして様々な分野に展開されています。
「老舗病」にかかっている会社を如何にして再興できたのかについて、駒村氏は、講演の中で「意識改革と組織改革が企業風土を改革する」と述べています。また、「長い歴史を持つ企業には社内に復活の鍵が必ずある。その鍵を見つけ出すためには、建前や既成概念からの自己開放、意識改革が必要であり、それが組織改革を促し、企業風土そのものを変革できる。」 と述べられています。
TPP(環太平洋経済連携協定)の運用が開始されると、健康食品の分野でも米国制度との摩擦が懸念されます。このような中で、セルフメディケーション(個人の健康管理)に欠かせない健康食品の分野で、駒村氏の益々のご活躍が大いに期待されます。

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