理工学部同窓会奨学金 設立物語

理工学部卒業生から寄せられた「年会費」と「使途指定寄付」を原資に、当会がおこなっている、返済不要の奨学金制度「理工学部同窓会奨学金」についてご紹介させていただきます。

理工学部同窓会の大きな目的のひとつは、母校を支援し、母校の発展に寄与すること。同窓会の活動に対し、多くの会員の皆さまからご賛同いただいていることに、心より感謝申し上げます。

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同窓会奨学金設立物語

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藤原銀次郎氏によって、現在の理工学部の前身である藤原工業大学が1939 年に設立され、理工学部が創立75 年を迎えた2014 年。当時の理工学部長・青山藤詞郎先生の指揮のもと、理工学部・研究科は、創立75年記念事業として様々なプロジェクトを立ち上げました。

当時の理工学部長・青山藤詞郎先生

世界に通じる人材の育成とグローバルリーダーとしての研究者の養成につとめ、あわせて21 世紀の産業界を牽引する人材の輩出に注力することにより、世界トップレベルの教育研究拠点を形成しようと、三大プロジェクト「国際人材育成基金」・「慶應義塾基礎科学・基盤工学インスティテュート」・「慶應義塾イノベーションファウンダリー」が設立されました。

当時の理工学部同窓会長・内田勲氏

これらの記念事業を達成するため、当時の理工学部同窓会長である故・内田勲氏(元評議員)は、理工学部卒業生に向けて「日本の未来は、技術革新による成長にかかっている。この記念事業は、技術革新を支えるものだ」と理解・協力を求め、全国的な募金活動をおこないました。

更に、同窓会独自のプロジェクトとして、『将来の理工学部を担う学生の支援をおこないたい』と考え、特に経済的理由により学業に専念することが困難な理工学部学生を支援しようと、「奨学金制度」を設立しました。

 

母校の歴史は同窓会の歴史です。

2039年の理工学部創立100年に向け、われわれ同窓会は、母校にとってどんな支えとなっていけるでしょうか。

 

慶應義塾大学理工学部奨学金規程

■奨学金制度の概要

対象者:1)理工学部2年生以上に在籍している者
2)勉学の意欲を持ち、成績、人物ともに優秀であること
3)経済的に修学が困難であると認められ、将来成業の見込みがあること
*すべて満たしていること
選考方法:応募者の中から学生総合センター矢上支部長の推薦に基づき、担当常任理事が決定する。
給付金額:年額60万円
給付期間:1年間  但し、翌年再申請することができる
支給人数:12名程度

 

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